中学生になると、偏差値という言葉を聞くことが増えてきますが、どのようなものなのか、実はよくわかっていない人も多いのではないでしょうか。このコラムを読めば、自分の偏差値をどうみるのか、どのように利用すれば良いかがわかるようになります!
偏差値とは、「平均との差」を知ることができる便利な数値
偏差値は、テストを受けた集団の中で自分の点数が良いか・悪いかがわかります。例えば、定期テストの英語で70点をとったとき、自分の点数だけを見ても、その点数が良いか悪いかの判断は難しいですよね。しかし、平均点が分かれば、平均点が60点だったらよかった、80点だったら悪かったと思えるはずです。このように点数だけでは、問題の難しさを考慮して判断することができませんが、偏差値を使えば自分の点数が全体のどの位置なのかが具体的にわかるようになります。
偏差値40、50、60。数値の表してる違いを知ろう

偏差値は、テストを受けた集団の中で自分の点数が良いか・悪いかがわかります。例えば、定期テストの英語で70点をとったとき、自分の点数だけを見ても、その点数が良いか悪いかの判断は難しいですよね。しかし、平均点が分かれば、平均点が60点だったらよかった、80点だったら悪かったと思えるはずです。このように点数だけでは、問題の難しさを考慮して判断することができませんが、偏差値を使えば自分の点数が全体のどの位置なのかが具体的にわかるようになります。
偏差値は高校受験でどのように使われている?

学校の難易度や模試の合格判定など、高校受験と偏差値は切り離せない存在です。
高校受験では入試で学力の振るいに掛けられるため、それぞれの高校には学力の近い生徒が集まります。そのため、学校の偏差値を合格するための学力レベルの目安にすることができます。
自分の偏差値を知るにはどうすればいい?

自分の偏差値を知るためには、模試を受けるとよいでしょう。
基本的に高校受験に対応した模試であれば点数だけでなく偏差値も一緒に教えてもらえます(申し込み前に答案返却の資料に偏差値の項目があるかを確認しましょう)。模試は志望校の合否判定や理解不足の単元を確認できるなど、役に立つ情報が手に入るため、受験生は定期的に活用するのがおすすめです。
偏差値の計算方法など、偏差値についてもっと詳しく知りたい方は、以下のコラムを確認してください。
どんな模試を受ければいい?
偏差値は、受ける模試によって出る数値が異なります。正確な偏差値を把握するには志望校に対応した模試を受けることが大切です。公立高校志望の人や志望校が決まっていない人は、受験者数が多く学力レベルが偏らない模試を受けるのが良いでしょう。首都圏のおすすめ模試をご紹介します。
【おすすめ模試】
東京 |
Vもぎ(中3) Wもぎ(中3) |
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神奈川 |
神奈川全県模試(中1~3) Wもぎ(中2・3) |
千葉 |
総進Sもぎ(中3) Vもぎ(中3) |
埼玉 | 北辰テスト(中1~3) |
模試の対策って何をすればいい?
模試のために特別に何かをする必要はありません。模擬試験という言葉の通り、入試本番と同様に出題範囲が広いため、毎日勉強する習慣をつけることが大切です。定期テストで一夜漬けがクセになっている人は、まず学習習慣を身につける練習をしましょう。 また、模試の結果は体調などでも変わりますので、1回ごとの結果で一喜一憂せず、毎回間違いの見直しをきちんとして、入試本番まで気を緩めないようにするのが大切です。
高校受験をするなら、模試は絶対に受験しなければいけない?
受けなくても問題はありません。しかし、定期テストでは自分の学力を正確に把握できないため、志望校との差が分からず、受験校を決定する際の目安がなくなります。また、模試は毎日の学習の成果を確認する機会でもあり、勉強内容の見直しや苦手分野の把握などにも役立ちます。そのほかにも、入試当日の時間配分や雰囲気に慣れる練習の場にもなりますので、定期的に受験するのがおすすめです。
複数の種類の模試を受けるのは、おすすめしません。

偏差値はそのテストを受けた集団での「平均との差」を表すものですから、受験する集団が変わると学力レベルが変化し、平均も自分の偏差値も変わります。
例えば、模試Aは公立高校志望の生徒が受ける模試で、模試Bは難関私立高校志望の生徒が受ける模試だとすると、受験者の集団の学力レベルが変わります。
そのため模試Aの偏差値と模試Bの偏差値を比較することに意味はなく、学力がアップしたかも確認することができません。
ですから、自分の志望校に対応した模試を継続して受ける必要があるのです。
自分はどれ位のレベルの学校に行ける?受験対策の第一歩は志望校選びから
模試を受ければ、自分の今の偏差値が分かります。志望校選びの参考にする人も多いことでしょう。しかし、志望校選びに偏差値を使うのには注意が必要です。
今の成績で自分はどの位の学校に行ける?
模試の結果で出た偏差値や志望校判定で、今の学力ならばどのような学校に行けるかが分かると思います。しかし、今の偏差値だけで、行きたい学校をあきらめてしまうことはありません。努力次第で偏差値は上がっていくものです。ですから、志望校を決めるのに偏差値を利用するのは受験校を決定する時だけにしましょう。
自分の行きたい学校を選べるのが高校受験です。まずは、自分が「行きたい!」と思える学校を探しましょう。
どんな高校が良い?高校選びのポイント

のびのびと高校生活を思い切り楽しみたいと考えている人は、自由な校風の学校を良い学校と思うでしょう。しかし落ち着いた学校生活を送りたいと考える人にとっては魅力的には思えないかもしれません。良い学校かどうかは人によって違い、偏差値は関係ないのです。その学校でどんな学校生活を送れそうかイメージし、自分がやりたいことができる学校を志望校にしましょう。
「これから志望校を考えるから、高校のことなんてまだわからない」という人は、先輩が通高校や友だちが目指している高校、家の近くにある高校など、思い浮かぶ高校を調べてみましょう。いくつか調べていくと、興味のわくポイントがいくつか出てくると思いますので、そのポイントをメインに範囲を広げていけくとよいでしょう。
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学校の雰囲気やカリキュラム、設備などの学習環境
校風や雰囲気が自分に合っている学校に行きたい、カリキュラムに興味があり学んでみたい、かわいい制服で学校生活を送りたい -
通学時間
家から近い地元の学校に通いたい -
部活動
その学校の部活動に入り活躍したい -
卒業後の進路
将来の夢を実現するために行きたい大学へ多くの進学実績がある
手抜きNG!志望校選びは受験勉強のモチベーションに大きくかかわる
受験勉強は長丁場です。勉強に身が入らずつらい日もあるでしょう。その時に、勉強のモチベーションになるのが、志望校に合格したいという気持ちです。
3年間という長い時間を過ごす高校です。「この学校に行きたい!」と思える学校をしっかり探しましょう。
受験の準備って中3からじゃダメ?
一斉に準備を始めるものではないため、「まだ先だから大丈夫」と思っていると、知らない内に出遅れていることも。志望校の検討や受験勉強には多くの時間が必要になりますので、早めのスタートがおすすめです。特に受験勉強は出題範囲が中学3年分と広く、さらに受験の教科数分の勉強をしなければならないため、普段からの学習習慣がとても大切です。できるだけ、早く志望校を決めて対策を始めることで、さまざまなメリットが生まれます。
勉強のモチベーションがアップする
ただ勉強を続けるのはつらいものですが、目標を達成し、志望校に通う自分を想像できれば「がんばろう!」とやる気につながります。
志望校をじっくり検討することができる
実際に自分の芽で文化祭などの学校行事をチェックしたり、他の学校と比較したりすることで、本当に自分の行きたい学校かどうかをしっかり確認できます。
受験対策の時間がより多く確保できる
対策の時間を1日1時間増やした場合、勉強時間は半年間で約180時間も違ってきます。短期間で無理に勉強するよりも、早く始めて毎日学習を続けるのが定着させる意味でもおすすめです。
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高校受験と偏差値は切っても切れない関係です。栄光の個別ビザビでは、受験の知識が豊富な先生が、志望校に合格するためにはどのくらい頑張ったらいいのかをアドバイスいたします。また、あなたの将来の夢ややりたいことからお勧めの高校や大学を紹介するなど、志望校選びもサポート。そして、あなた専用のカリキュラムで、偏差値を向上させます。
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