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受験勉強を効率良く進めるために学習スケジュールを立てよう!
目標の大学に受かるためには受験に必要な出題範囲を確認し、学習計画を立てることが不可欠です。その日の気分で学習内容を決めているようでは、入試までに必要な範囲が終わらず合格に必要な実力が身につきません。入試までの限られた時間のなかで、すべての出題範囲の学習と志望校対策を進めていくことを考えると、「何を、いつ頃、どこまで」やるかを考慮した具体的な学習計画が必要です。
入試までにやらなければならない項目と時間配分を決めよう!
学習計画を立てるために、入試本番までにやらなければならない項目をすべて書き出してみましょう。そして、受験勉強に使える残り時間を算出します。夏休みや冬休みなどの長期休み中は、学校がある時より長時間勉強できることを考慮して計画を立てましょう。
受験までの残り時間が把握できたら、各受験科目の配分を決めていきます。その際、科目間の比率を均等にするのではなく、配点の高い科目やこれからの伸びが期待できる科目により多くの時間を割り当てることが大切です。私立大・文系の一般的な受験科目は英語・国語・社会の3教科ですが、各教科の学習にかける比重は、英:国:社=4:2:3と考えるのが標準的です。
各科目の時間配分が決まったら、何をいつまでにどこまで終えるのか、具体的な目標を立てましょう。その際、模試や定期テストを目安にすると学習効果が測定しやすくなります。
やるべき内容を
確認する
入試本番までにやらなければならないすべての項目を紙に書き出しましょう。
残りの時間を
把握する
入試本番までに残された時間はどれくらいあるのか、計算してみましょう。入試が1年後、毎日4時間を受験勉強に充てるなら、365(日)×4(時間)=1,460(時間)となります。夏休みや冬休みなど長期休暇の時間はプラスして総時間を出しましょう。
各科目に時間を
配分する
STEP02で算出した総時間を各科目に配分します。その際、伸びが期待できる科目にはより多く時間を割り当てるなど、科目間の比率にも考慮しましょう。
具体的な目標を
書き込む
各科目に使える時間内で、何をいつまでにどこまで終えるのか、具体的な目標に落とし込んでいきましょう。
月単位、週単位のスケジュールに振り分けよう!
科目ごとにやらなければならない内容と、入試までに充てられる時間、いつまでにどこまで終えるかを確認したら、月、週、日単位のスケジュールに落とし込んでいきます。
まずは月単位でのどこまでの範囲を学習するか目標を設定します。その後、月単位の目標を達成するために必要な項目を4週間分に分割して各週のスケジュールを作ります。最後に各週のスケジュールを達成するために必要な項目を6日分に分割(1日は予備日)して1日単位のスケジュールに配分していくと、おのずと計画表が完成します。
気を付けなければならないのは、計画に余裕をもたせること。予定がぎっちり詰まった計画を立ててしまうと翌週に持ち越すことになり、それが続くことでやる気がなくなってしまいます。計画に盛り込む内容は、毎日(毎週)きちんと達成できるものにしましょう。
大きな計画を
立てる
1ヶ月単位が目安です。1ヶ月先や2ヶ月先に受ける模試などを目標に、いつまでに何をどこまで終わらせるか決めましょう。
細かな予定を
立てる
1週間単位が目安。苦手科目の時間は多めに設定し、英語や数学のように毎日の積み重ねが大事な科目は、少ない時間でもいいので毎日必ず学習するようにしましょう。また予備日は必ず設けましょう。
達成状況を
確認する
立てた予定に無理がなかったか、達成状況を確認しましょう。達成できたものは自分の自信に。達成できなかった場合はその原因を探り、翌週以降に活かすことが大切です。
達成状況を
確認する
STEP03の経験を踏まえて、今週の反省点を確認し、翌週の予定に修正を加えましょう。必ず達成できるように、腹八分目の内容が目安となります。


ちなみに、最初に立てた計画が最後までそのまま進むことはほぼありません。体調を崩してしまったり、学校が忙しかったりして、計画通り学習ができない日もでてきます。まずは、予備日を利用して計画を調整し、それでも難しい場合は翌週以降のスケジュールを変更しましょう。
また、途中で苦手な分野が見つかったり、集中的に学習しなければいけない範囲が出てくることもあります。毎週決まった曜日に計画の達成状況を確認する時間を設け、計画を修正していきましょう。「計画は随時修正するもの」と考えると、ストレスもたまりにくく、挫折しにくくなります。
受験勉強を計画的に進める5つのポイント

POINT01
時間を決めて勉強する
1日の学習時間を決めて勉強しましょう。もし、時間内に計画していた範囲が学習できないようであれば、スケジュールの立て方が間違っています。早めにスケジュールの見直しを行いましょう。
また、範囲が終わらなかったといって、睡眠時間を削って勉強に時間をあてるようなことは避けましょう。睡眠時間を削ると、集中力も落ちますし体調を崩すこともあります。予め決めておいた時間が来たら、その日の勉強は終えて就寝。翌日新たな気持ちでスタートした方が効率的です。
POINT02
得意科目から始める
学習を始める際は、苦手科目よりも得意科目から手を付ける方が勉強の効率が上がります。これは「学習の転移」と呼ばれる現象で、得意科目から始めて楽しむ気持ちや勉強のリズムを作ったうえで、苦手科目に取り組んだ方が勉強効率があがると言われています。毎日の学習は、得意科目→苦手科目の順でスケジュールを組みましょう。
POINT03
復習の回数を多くする
勉強は新しいことを覚えるだけと思いがちですが、復習をしないまま一定時間経過すると知識は穴のあいたバケツの水のように流れ落ちてしまいます。翌日の学習を始める前に復習をすることにより、忘れていくスピードを低下させ記憶の定着率が上げることができます。そのためにも、"復習の回数"を増やすことを意識して、計画を作成しましょう。

POINT04
小さなすき間時間を活用しよう
限られた時間で効率よく受験勉強を進めるためには、10分、20分の小さなすき間時間も無駄にすることなく、有効活用することが大切です。まずは、通学時間や食後にテレビを見ている時間、就寝前に何気なく過ごしている時間などを洗い出してみましょう。
細切れになった時間を少しずつ勉強に切り替え積み重ねていくことで、大きな差となって表れます。
POINT05
計画通り実行できたら予備日は好きなことをする
計画通りに学習進まなかった日のために設ける予備日ですが、計画通りに進んだ場合は、自由に過ごす日にしてみてください。テレビを見たり、ゲームをしたり、買い物に行ったり...がんばった自分へのご褒美として、自由な時間を過ごしてリフレッシュしすることで、翌日からの学習も頑張ることができます。
受験勉強の計画はトライ&エラーが大切!
目標の大学に合格するには、入試本番までに残された時間を最大限有効に使って効率よく勉強しなければなりません。やらなければならない内容をきちんと整理したうえで、順序とバランスを考えながら学習スケジュールを組み立てましょう。
しかし、大切なのは計画を立てたあと。計画通りに進められるか?詰込みすぎているところはないか?など、計画通りに進められないところを見直して、計画を修正していくことが大切です。もし時間が足りないようであれば、隙間時間の見直しをしていきましょう。トライ&エラーを繰り返しながら、修正していくと自分の中で学習のペースがつかめてきます。
また、1日の学習予定をやりとげると達成感が生まれます。この達成感を重ねることが、受験勉強のモチベーションアップにつながっていきます。
担当講師があなただけの学習スケジュール作成!
一緒に進めるからうまくいく!

とはいえ、1人で学習スケジュール作って進めていくのは難しいもの。自分に必要な範囲がどこで、どのくらいの期間で終わらせればいいかなど判断するのは難しいです。
栄光の個別ビザビでは担当講師が、成績や学習状況などを確認し、あなた専用の学習スケジュールを作成します。また、目標達成に必要な学習範囲や苦手な分野の学習、演習などの計画も一緒に考えていきます。
ビザビでは指導中、講師がつねに隣で、あなたのペースに合わせてわかるまでしっかりと寄り添い指導します。わからないことがあれば、授業以外でも質問を受け付けていますので、気軽に相談できます。
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完璧な計画表ができたから
このとおりに勉強すればバッチリだ!
先生、見てもらえますか?